年齢差がある国際結婚は偽装結婚と疑われる?
夫婦の年齢差がある場合、「日本人の配偶者等の在留資格」の審査は厳しい
ご夫婦の年齢差があればあるほど厳しいです。傾向として、年齢差が15歳以上ある場合、審査が厳しくなる傾向にあります。
また、年齢差がある場合、離婚歴も重要になってきます。特に、前の結婚相手も外国人であった場合(外国人側から言うと、前の結婚相手も日本人であった場合)、今回の結婚についての本気度や安定継続性が慎重に審査されます。最近では、日本人同士でも年の差があるご夫婦は珍しくなくなっている中で、未だに以下のような疑問を入国管理局は抱くようです。
・「それだけ年齢が離れていてどんな会話をするの?」
・「ジェネレーションギャップを感じたりしないの?」
・「年齢も離れてて、国籍も違うって普段どんな風に一緒に過ごすの?」
偽装結婚を疑われないための証明書類
- 出会いから結婚に至るまでの詳細な経緯説明書
- お二人の写真約10点以上(撮影日の時系列で整理して提出)
- 親族や共通の知人友人も祝福していることがわかるような写真5点
- 夫婦間のメールやSNSの履歴(やり取りの画面を撮影したもの)
- 相手の方が日本語を話せる証明となる書類(日本語学校の学生証、日本語能力試験合格証など)。もしこれらがない場合、独学で勉強している日本語のテキスト、ノートの写真などでも構いません。
- 日本人側が相手国の言葉を話せる場合、その根拠となる説明、証明資料
- その他、真剣交際を証明できる書類
申請理由書がポイントになります
理由書はお2人の関係性を証明するための大切な書類です。理由書は特に出入国在留管理庁で提出が求められている書類ではありませんが、当事務所では理由書を必ず作成し提出しております。理由書へは、出会ってから今までの時系列に沿って詳細な状況やお2人の気持ちなどを記入して出入国在留管理庁の審査官に説明します。審査官に想いは伝わるはずです。理由書を提出することで許可率が大幅に高くなります。
理由書には、絶対「嘘」を書かない!!これは、本当に取り返しがつかなくなる可能性が高いです。
結婚ビザ申請は、もし都合や心象が悪いだろうな・・・と思うような事柄があっても、嘘をつくより正直に伝える方が絶対に良いです。経験上、絶対と言えることです。
嘘をついた事により、今回の結婚ビザ申請だけではなく次回もその次も・・・というように不許可が続く可能性が高くなります。嘘を記入してしまうと、嘘がバレた時に結婚ビザ申請で1度この人は嘘をついているから、再申請でも嘘をつくのでは?という目線で審査が行われます。実際に、嘘をついてしまい何年も配偶者を日本へ呼べていないというご夫婦もいます。審査官は、少しでも怪しい・偽装結婚ではない事を立証出来ていないと判断した場合は不許可にします。許可にしてから何かあっても遅いからです。そのあたりはやはり国が管理しているだけあってシビアです。なので、嘘を書くことは絶対にやめてください。