はい、500万円の出資は必要です。ただし①〜④の出資ケースがあり、必ずしも自分一人で出資する必要はありません。ケースごとに説明させていただきます。
ビザ申請人が500万円以上の出資をすること
ビザをとりたい人(ビザ申請人)が500万円以上の出資をする必要があります。いちばん一般的な方法は、ビザ申請人が出資して資本金500万円の会社を設立する方法です。
ただし、経営・管理ビザを申請するときは、単に500万円を出資すればよいわけではありません。
その500万円を誰がどのように準備したのかを証明する必要がありますので、
状況によって次のような書類を準備していきましょう。
①今まで自分で貯めたお給料から出す場合
資本金の全額または一部をこれまで貯めた自分のお金から出す場合です。
お給料をためた、不動産を売却した、株を売却した…といったケースが想定されます。
こうした場合に準備する書類の例はこちらです。
例:これまでお給料が振り込まれていた銀行口座の通帳コピー(お給料の入金履歴、資本金の送金履歴など)、
給与明細書、経営者の場合は会社の登記簿謄本(外国法人の場合は登記簿謄本にあたる書類)、不動産の売買契約書のコピーなど
②親や友人に借りる場合
全額自分の資金で準備できない場合は、親や友人に借りても大丈夫です。
この場合は、借用書を準備しましょう。
③親族に援助(贈与)してもらう場合
親や親せきに資金を援助してもらうこともできます。
この場合、送金を受けた証明、戸籍謄本(申請人との関係を証明できる書類)などを準備します。
④ビザ申請人が代表をつとめる海外法人が出資する場合
海外法人の社長が日本でも会社を作りたい、というケースはとても多いです。
この場合、ビザ申請人個人ではなく、ビザ申請人が代表をつとめる海外法人が出資することも可能です。
海外法人が出資する場合は、海外法人の営業許可証や登記簿謄本、送金履歴を準備します。